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種間競争(interspecific competition)

異なる種の個体どうしが、光・水分・養分・空間といった限られた資源をめぐって奪い合う関係。同種の個体間で起こる種内競争と対をなす概念で、どの種が生き残り優占するかを左右する。

解説

森林では特に光をめぐる種間競争が更新過程を強く方向づける。同じ場所に生えた複数種の実生・稚樹が林冠を目指して伸びるとき、耐陰性の低い先駆種は初期の急成長で優位に立つが、被陰されると弱く脱落しやすい。一方、耐陰性の高い種は成長は遅くても暗い環境で耐えて生き残り、長期的な競争に強い。この非対称性が遷移の過程で優占種を入れ替える一因であり、林冠ギャップのように資源が一時的に増える局面で、どの種が先に空間を占めるかを決める。資源利用の違いによる棲み分けは、極相林に見られる多様な樹種構成を説明する一つの視点だが、それだけが要因ではなく、攪乱による更新機会の偏りや病原体・食害者を介した密度依存効果など、他の共存メカニズムと並んで論じられる。

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