極相(climax)
意味
遷移が進んだ結果、種構成が大きくは変わらなくなった比較的安定した状態。その状態の森林を極相林という。
文脈
その土地の気候のもとで到達する森林の姿とされ、日本の多くの平地〜低山では耐陰性の高いシイ・カシ類などの照葉樹林や、ブナ林が極相と考えられてきた。ただし「一点に落ち着く完成形」というより、ギャップ更新によって内部で絶えず更新が繰り返される動的な平衡と理解されている。攪乱があれば先駆種から始まる遷移に巻き戻るため、現実の景観は極相林と若い林が混在する。ある土地の潜在的な到達点を示す基準として使われる。