林冠ギャップ(canopy gap)
意味
高木の枯死・倒伏・枝折れなどによって、森林の林冠(樹冠のつながり)にできた隙間。そこだけ林床まで光が届く。
文脈
森林内で更新が起こる主要な場で、この隙間を通じた更新をギャップ更新という。ギャップができると光・地温・水分の条件が変わり、前生稚樹や実生が成長を始める。ギャップの大きさが重要で、大きく明るいギャップでは先駆種(陽樹)が、小さなギャップでは耐陰性の高い樹種が有利になり、これが樹種の棲み分けと共存を生む。大規模な攪乱がなくても、林冠ギャップの形成と閉鎖が繰り返されることで森林は維持・更新されていく。