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種子捕食(seed predation)

動物が植物の種子を食べ、多くの場合その発芽能力を失わせること。母植物についているうちの散布前捕食と、散布された後の散布後捕食に分けられる。

解説

植物を食べる関係の一形態だが、次世代となる種子そのものが失われるため、更新への影響が直接的である。森林では、ドングリに産卵するシギゾウムシ類などの昆虫が散布前捕食の代表で、散布後はネズミ類や鳥類のほか、イノシシ・シカ・クマなど大型哺乳類もドングリを多く食べる。母樹が生産した種子の大半が食べられることも珍しくなく、天然下種更新でどれだけの実生が出るかを左右する。捕食は親木の近くほど集中しやすく、樹種の共存を支える要因の一つとも考えられている。土中の埋土種子も捕食を受ける。一方、ネズミ類やカケス、リス類は種子を運んで蓄え、回収されずに残った種子が発芽するため貯食型種子散布の担い手でもあり、その関係は捕食と相利共生の両面をもつ。結実の豊凶については、凶作年に捕食者の数を抑え、豊作年に食べきれない量を残す「捕食者飽食」が主要な説明の一つとされる。

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